トップ上手に音声認識を始めるためのポイントとコツ

上手に音声認識を始めるためのポイントとコツ

誰でも音声認識を上手に使い始めることができるように、
・最初に準備するもの
・使い始める前にやっておくこと
・音声入力をするときの注意するポイント
などについて、整理してみました。

1.準備するもの

①音声認識ソフト
OSがWindowsのマシーンなら、音声認識ソフトの準備は不要です。
Windows7、Windows8、Windows10のどれにも、あらかじめシステムの中に補助機能の一つとして、「音声認識」機能がプリインストールされています。Windows7/8/10以外の場合は、市販ソフト(AmivoiceSPⅡやドラゴンスピーチなど)を入手してください。

②外付けマイク
内蔵マイクでもできないこともないですが、安定した音声で入力するという点から、外付けマイクを使う方が望ましいでしょう。私は最近は低コストのヘッドホン・マイクとワイヤレスヘッドセットを使い分けています。目的からいってマイクのみでOKです。

まとめるまでもないですが、システムとしてはとてもシンプルで、Windowsマシーンの場合なら、「外付けマイクだけ準備すれば良い」ということです。

以上の内容や音声認識ソフトのスタートのさせ方などについて、次のページに詳しく書いていますので、一度確認してみてください。>音声認識の始め方

 

2.使う前のセットアップとトレーニング

さてシステムが準備できたところで「さぁ、使ってみよう!」となるのですが、実際に使い始める前に、是非ともやっておくべきことがあります。

①マイクのセットアップ

マイクのセットアップ

音声認識の操作パネルにカーソルを持っていき、右クリックすると上のメニューが表示されますので、その中の「構成」→「マイクのセットアップ」を選択します。

サンプル文章が書かれていますので、それを指示に従って読み上げるだけでセットアップが終了します。

②チュートリアルの実施

チュートリアル

これは、音声認識を使いこなせるようになるためのトレーニングです。
音声認識の操作の仕方、コマンドの説明、文章の編集方法など、わかり易く説明されています。女性の声で説明があり、実際の操作を誘導してくれます。

テキパキできる人の場合15分前後かと思いますが、個人差がありますので、あまり時間を気にせずにゆったりとやってみてください。

③音声認識の向上

音声認識の向上

音声認識にあなたの声のパターンを登録して、認識精度を向上させるためのトレー
ニングです。

ある文章を表示して、それを読み上げることによって「テキスト(文字)」と使用者
の声紋をリンクさせてティーチングしていきます。正しく音声認識するための、使用者
の音声情報の登録になります。

これをやっておいた場合とやってない場合では、変換精度に大きな差が出ることに
なりますので、実使用の前には必ず1度やっておくことをお薦めします。

3.音声入力時のヒント

さあ、いよいよ使用開始です。
音声認識の始め方 に書いてあるように、私はほとんどの場合、メモ帳を立ちあげておき、
それに音声認識で文を入力するようにしています。

あとはどんどんご自分で入力と修正作業を繰り返して、使い慣れていけば良いと思います。
ところで入力作業をするときに、より正しく認識させるために、いくつかの注意すべき
ポイントがあります。

①口の動き
 できるだけ口を開けて大きく動かす=ハキハキ話す(テレビのアナウンサーのように)
②読み上げ方
 平板に読み上げるのではなく、アクセントと強弱をつけて読み上げる
③文の入力単位
 意味のある塊ごとに、文を読み上げて入力していく
④スピード
 読み上げ速度は、速すぎず遅すぎず

少しくらい速くても、ほとんどの場合は正しく変換しますが、意味のある塊ごとに入力
する際に、次へ移る前に一瞬の「間」をいれた方が変換精度が高くなります。速く入れ
るようにすると、その「間」がなくなりがちで、そのことが変換精度に影響してくるため。

それでは存分に音声入力を楽しんでください!
 

 

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