音声認識ソフトの実力評価と学習能力活用
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音声認識を活用すると、キーボードをたたいたりマウス操作をしなくても、簡単に文章入力や修正ができます。
それだけでも十分便利なのですが、それをさらに便利で効率的に活用するための方法があります。それが「音声辞書の活用」です。
ATOKやIMEなどの日本語FEPには、いずれも辞書登録機能があり、良く出てくる文字はそこへあらかじめ登録しておくことができます。
登録さえしておけば、それ以降は決めておいたキーワードを入力すると、登録された文字列が候補の中に出てくるようになります。そしてその候補を選べば、長い文字列を簡単に入力完了することができるというわけです。
音声認識の辞書も、同じような使い方ができます。
音声で短いキーワードを発声することにより、長い文字列をテキスト化することができるということです。
発声したキーワーを、そのまま変換されないように、できるだけあり得ない簡単な単語(文字列)をキーワードにしておくことがポイントです。
そのように登録しておくと、良く使う長い文章をコピー/ペーストをしなくても一声で、それを入力できるようになりますので、大幅に文章の入力効率アップを図ることができます。
ここで必要な文字列を、どこかのファイルからコピーして、現在編集中のファイルへペーストする場合との作業手順を比較してみましょう。
■文字列をコピー/ペーストする場合の手順:
1)事前準備
・あらかじめ文字列の入ったファイルを開いておく
2)実作業
①カーソルを登録ファイル上に移動
②必要な部分の先頭から最後の部分までドラッグ
③「Ctrl」+「C」とキーをたたく、または「コピー」と発声
④カーソルを貼り付けるファイルの対象部分に移動
⑤「Ctrl」+「V」とキーをたたく、または「貼り付け」と発声
↓
これで入力作業が完了。5ステップの作業となります。
■「音声辞書」を活用した場合:
1)事前準備
・音声辞書に貼り付ける内容を登録しておく
2)実作業
①カーソルを貼り付けるファイルの対象部分に移動
(もしもすでに入力作業中ならば、この移動も不要)
②登録した単語を発声
↓
文が貼り付けられ入力作業が完了。1or2ステップとなります。
この比較説明で、いかに「音声辞書」を活用した方が入力効率が良いか、わかってもらえたのではないでしょうか。
1回のコピペ作業で3~4ステップ違うのですから、コピーする箇所が多くなるほどに、音声辞書の活用効果が大きくなり、作業時間が短縮されます。
ここで、音声辞書を活用するに当たり、絶対に覚えておく必要のあることが、一つだけあります。(やってはいけないこと・・)
それは、次の記事で少し前の体験を書きますので、そちらで是非確認いただけたらと思います。
覚えておく必要のあることとは、その体験への対応方法のことになります。
少しだけお待ちください。
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