トップWindows8.1音声認識の始め方と実力評価

Windows8.1音声認識の始め方と実力評価

前回はWindows10の音声認識について、始め方(操作)とその変換実力の再評価を、課題文を替えて行いました。今回はWindows8.1にも同じように、音声認識があらかじめインストールされているので、同様のテストを行ってみました。

Windows8.1音声認識の始め方

音声認識ソフトはあらかじめOSに組み込まれているので、次のように操作していけば、簡単にスタートして使うことができます。
(Windows7やWindows10とは若干画面が異なりますが、操作する手順はほとんど同じです)

1)左下隅の「アイコン」を左クリックプルダウンメニューが表示される
2)「コントロールパネル」をクリック
コントロールボックス

3)「音声認識」をクリック
音声認識

4)「音声認識の開始」をクリック
音声認識の開始

5)デスクトップに音声認識のコントロールボックスが現れます
コントロール

6)左側の丸いボタンをクリック → 音声認識がスタート
7)左側の丸いボタンを右クリック
   → メニューが開く → 「終了」をクリック

とても簡単に操作して、テストしてみることができます。
 

 

評価テスト

ソフトを立ちあげたところで、早速、Windows10と同じ課題文を使って変換テストを行ってみました。さあ、スタートです。

注意点:
今回は、音声辞書機能の確認もしたかったので、Windows10ではご変換されてしまった次の3つの語を、あらかじめ辞書に登録しておきました。
① 「  → ひだりかぎ
② 」  → みぎかぎ
③太陽圏 → たいようけん

【課題文】
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ボイジャー1号のエンジン、37年ぶり噴射成功

米航空宇宙局(NASA)は1日、太陽の影響下にある「太陽圏」を離れて
飛行中の無人探査機ボイジャー1号に搭載され、1980年以来使っていなかった
エンジンを37年ぶりに噴射させることに成功したと発表した。
探査機の寿命を2~3年延ばすことが可能になるという。
2014年から姿勢制御に使うエンジンが劣化し始めたため、先月28日、
軌道制御の役目を終えて休眠状態にあった4基のエンジンを試し、使えることを確認した。
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【変換結果】
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ボイジャー1号のエンジン、37年ぶり噴射成功

米航空宇宙局(NASA)は一日、太陽の影響下にある「太陽圏」を離れて
          1  ̄ ̄
飛行中の無人探査機ボイジャー1号に搭載され、1980年以来使っていなかった
エンジンを37年ぶりに噴射させることに成功したと発表した。
探査機の寿命に~3年延ばすことが可能になるという。
     2  ̄
2014年から姿勢制御に使うエンジンが劣化し始めたため、先月28日、
機動性の役目を置いて休眠状態にあった4基のエンジンを試し、使えることを確認した。
3 ̄ ̄ ̄   4 ̄ ̄
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誤変換箇所:4 箇所

誤変換に対する考察とまとめ

誤変換された部分について、明らかな性能上の問題により誤変換となったものなのか、その他の要因で誤変換となったものなのかについて、考察してみました。

1:1日(ついたち)= 一日 → これは仕方ありませんね。ご変換とは言いにくい。
2:2(に)    = に  → これもまあ、仕方のないところ。
3:軌道制御(きどうせいぎょ)= 機動性 → 発音が悪かったのか?
4:終えて(おえて)= 置いて → これはご変換かな。Windows10でも同じでした。

以上の結果となり、音声辞書登録した分だけWindows10の結果より良かったという結果で、すべて同じレベルの変換ができるということが確認できました。

つまり、Windows7、Windows8.1、Windows10のどれを取っても、同じレベルで音声認識を使い活用できるということです。

いずれも最初のスタートのときの実力は、100点満点中、80~90点で、20~30の言葉を辞書登録すれば、意外に早く95点レベルの精度にできるという感触でした。

そんなに調教していない状態のWindows音声認識で、すぐにこのような結果を出せるので、やはりソフトの完成度はかなり高く、実用性も十分だと判断できます。

あらかじめプリインストールされている、フリーで使える音声認識ソフトなので、有効活用しないともったいないと思うのですが・・。
 

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