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専門分野の翻訳精度比較

 最近Windows7の音声認識を使うことが多いのですが、先日家庭菜園の
 本から栽培ポイントを音声入力したところ、翻訳精度がかなり悪くて
 そのウィークポイントと認識したのでした。

 Windows7の音声認識は、一般的な文章だけの辞書登録となっているの
 で、専門用語はまったく登録されていないはずです。

 当然と言えば当然と、あらためて認識させられました。

 つまり、日常会話などの一般的な会話は翻訳精度が良いのですが、い
 ざ専門分野の専門用語が多い文章の音声認識は、まず辞書登録から入
 らないといけないということです。

 そこで、ふとAmiVoiceSPのことを思い出しました。

 AmiVoiceSPにはあらかじめ、4つの辞書が用意されていたなと。
  1) ブログ日記・メール
  2) しゃべり言葉
  3) 書き言葉
  4) 政治・経済

 今までは「ブログ日記・メール」の辞書しか使ったことがなかったの
 ですが、ちょうど良いので今回辞書を変えて比較評価してみようと考
 えました。

 以下は、その結果です。

 

音声認識:変換テスト結果

 原文はとても簡単な文章です。
 ですが、タイトルと本文にはそれなりに専門用語が入っています。

 どうなるかわかりませんが、まずはそれぞれで変換テストをやってみ
 ました。

 読み上げ方などは、全て同じような調子で読み上げて、一切意識的な
 細工はしていません。

 評価の仕方は単語単位で音声認識が正しいかどうかで、カウントする
 ようにしてみました。(かな、ひらがな、漢字の変換の有無はOK)

★原文:
 トマトの誘引、芽かき

 脇芽は小さい時に指先で欠きとること。
 ウイルス病が汁液伝染する恐れがあるので、ハサミは使わないこと。

 以下、各ソフトでの変換結果です。
 AmiVoiceSPが4回。そのあとにWindows7です。

■AmiVoiceSP:(ブログ日記・メール)
 トマトの友人めか霧

 わき芽は小さい時に指先で書きとること。
 ウイルス10れき伝染する恐れがあるので、ハサミは使わないこと。

 ・誤変換:4回

■AmiVoiceSP:(しゃべり言葉)
 トマトの有印6日木

 巻目は小さい時に指先で書きとること。
 ウイルス銃撃伝染する恐れがあるので、ハサミは使わないこと。

 ・誤変換:4回

■AmiVoiceSP:(書き言葉)
 トマトの有印目隠し

 は君は小さい時に指先で書き取ること。
 ウイルス銃撃伝染する恐れがあるので、ハサミは使わないこと。

 ・誤変換:4回

■AmiVoiceSP:(政治・経済)
 トマトの誘因め柿

 空きめは小さい時に入り先で勝ち取ること。
 ウイルス銃撃伝染する恐れがあるので、はさみは使わないこと。

 ・誤変換:5回

■Windows7:
 トマトの誘因、芽かき

 はきみは小さい時に指先で書きとること。
 ウイルス病が10駅伝染する恐れがあるので、朝には使わないこと。

 ・誤変換:2回

結果考察

 わずかな文章ですが、いずれも数箇所の誤変換が出る結果となりまし
 た。その中で一番良かったのは、たまたまWindows7の音声認識でした。

 AmiVoiceSPの方は、辞書を切り換えて使えるものの、園芸・農業分野
 の辞書ではないので、あまり効果があったとは思えません。

 やはりポイントは、ソフトに多少の優劣があるものの、専門分野の文
 章を翻訳する必要がある場合は、「まずは単語登録する」ということ
 が大事と思います。

 次回はAmiVoiceSPが優位と思われる「政治・経済」の話題で変換比較
 してみたいと思います。

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