音声認識ソフトの実力評価と学習能力活用
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Windows7の音声認識には音声辞書登録の機能があり、そこへ新しい
単語をどんどん登録していくことができます。
・「音声辞書を開く」→「新しい単語を登録する」 という手順
音声認識を使って文章を入力する際、この単語登録機能をフル活用す
ることにより、大幅な効率アップを図ることができます。
ややこしい文字列を 1文字1文字入力していくのはとても大変です。
いつもよく使う文字列ならば、あらかじめそれを単語登録しておくこ
とが大事です。登録しておくことにより、入力作業を非常にスムーズ
に行うことができるからです。
例えば、私は文章を入力するとき、1行の基本文字数を32文字にする
ようにしています。
そのため文章の入力を始めるときは、あらかじめ次のような32文字の
文字別を入力します。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
これを何も登録していない状態で入力する場合、32回「ー」キーを押
すことになります。
しかし私は、これを事前に「もじらいん」として登録してあります。
そのため口で1回だけ「もじらいん」と言えば、すぐに
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
が入力されることになります。
口頭で一言いえば、キーボードを32回叩いたことになります。
ずいぶん効率アップしている ことになりますよね。
また別の例ですが、私の使っているホームページ作成用ソフトは、
特殊な記号を使うようになっています。
「** &deco(navy){◆};」や 「&br;」など。(「」は除く)
これを 1文字ずつキーを叩いて入力する場合は、とても大変です。
なので当然これらも、一言で入力することができるよう登録してあ
ります。
■登録の内容 :
** &deco(navy){◆}; → でこなび
&br; → あんどびー
また蛇足になりますが、英語でメールを書くときにこの機能を使うと、
「返信ありがとう」と言ったら、「Thank you for your reply.」と
入力することもできるようになります。
このように辞書登録機能を利用すると、いろいろな複雑な文字列を
とても簡単に入力することができるようになります。ですが、ここ
で登録するにあたり、一つだけ注意が必要です。
それは、その読み方を登録するときに、少しくらい長くてもかまわな
いので、できるだけ普段は使わないような読み方で登録するというこ
とです。
もしも、普段使うような読み方で登録してしまうと、本来の読み方で
入力したときに、その登録しておいた別の文字列が入力されてしまう
ことになるからです。
以上、いつもよく使ういろいろな文字や文字列、記号などをできるだ
け多く登録しておくことにより、音声認識の機能を最大限に活用して
いくことができます。
音声認識でこの辞書登録機能をうまく使うことは、効率の良い入力
作業をするためには本当に 欠かすことができません。
よく使う単語や文章などをしっかり登録して、十分にこの機能を活用
していきましょう。
また、普段から音声認識の機能をよく研究しておくということも、
とても大事なことだなと、今更ながら感じさせられています。
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