音声認識ソフトの実力評価と学習能力活用
トップ>Windows音声認識「動作を停止しました」問題からの脱出
音声辞書に間違って同じ文字をダブって登録をしてしまったところ、大変なことになってしまいました。「音声認識は動作を停止しました」とのエラー表示。
急に音声認識がストップしてフリーズ状態となり、何も反応しなくなってしまったのです。(冷汗!)
ずい分前にも同じような問題が発生して、復帰までずいぶんと苦労した記憶が呼び戻され、一瞬、今回はどうなってしまうのだろう‥‥と、不安がよぎりました。
久々の問題発生で、ドキドキしながらプログラムが自動終了した後、再度「簡単操作」から「音声認識」をクリックして立ち上げなおしてみました。すると、いつものように立ち上がって動作し始め、操作パネルも表示されて通常の状態のようです。
「よし、もしかして‥良くなったのかも‥」と、音声認識開始のボタンをクリックしてみると、すぐにまた‥‥「音声認識は動作を停止しました」‥‥と。
最悪の事態が頭の中に浮かび‥‥、
「あー、ここ最近復元ポイントを作っていなかったなーー!」
と、後悔。
続いて、一旦シャットダウンしてから、再度Windowsを立ち上げ直して、音声認識をスタート。開始ボタンをクリックしてみると‥‥。
「音声認識は動作を停止しました」‥‥
「あー、ショック!!」
「どうなってんだ、このソフト!」
「普通だったらフリーズするんじゃなくて、その操作は間違っています」
と、アラームメッセージを表示して、フリーズに至るような事態を止めるべきでは‥‥と思うのですが、どうも音声認識のプログラムはそんな機能が設置されていないようです。
もしかして、不完全ソフト‥‥。いろんなことを考えてみると、Microsoftはあまり力を入れているソフトのようには思えません。音声認識という技術には力を入れているのだと思いますが。しかし、使っているうちは、とてもナイスでありがたいソフトなんですよね。
何とか使えるようにしないととても不便なことに‥‥ということで、熱くなった感情を鎮め冷静になって原因を整理して、対策を考えました。
前のトラブル3回とも、原因はIME日本語辞書と辞書登録の関係でした。そして今回も辞書登録で起こったトラブルです。どうも、この音声認識には、日本語辞書との不整合問題が内在しているようです。
・新しいofficeをインストールし、新しいIME辞書になって異常発生
・音声辞書登録で、長い複数行のHTMLコードを登録したらフリーズ
・Windows10になり新しいIME辞書になったら、音声認識がしばしばフリーズ
・同じ語をダブリ(半角スペースを追加)登録したら、動作を停止
音声辞書にはすでに「⑤」「⑥」「⑦」は登録してあったのですが、もう一台の予備のWindowsマシンにはまだ登録が済んでいないため、勘違いしてダブリ登録をしてしまったのです。
登録の際は、先に登録してあった「⑦」に対して、その右側に半角のスペースを入れて登録しておいた方が、あとあときれいになると思って半角を追加し、「⑦ 」としてダブリ登録して異常事態発生に。
「⑤ 」「⑥ 」「⑦ 」と3つ登録したところで「動作を停止‥」となったのでした。この3つを辞書登録してしまったことが、そのきっかけになったのは明らかでした。
つまり、
・すでに登録済みのもの:「⑦」→「まるしち」(登録音声)
・ダブって登録したもの:「⑦ 」→「まるしち」( 〃 )
とした時点で、
「音声認識は動作を停止しました」
と表示され、停止してしまったのでした。
「⑤」「⑥」を登録した時はまだ停止していませんでしたが、「⑦」を登録した時に停止したので、おそらくここの部分が引き金になったのだと思います。
以前同様、音声辞書(=日本語入力 IME)の操作が原因となっているように感じたので、まずは今回ダブって登録した部分をすべて削除してみようと考えました。
対策(1):
そのためには、音声辞書の編集ができるかどうかを、先に確認してみました。すると、音声辞書を立ち上げて操作パネルが表示されても、音声認識をスタートさせなければ、動作停止とはならないことがわかりました。
対策(2):
早速、操作パネルの上で右クリックして操作メニューを出し、音声辞書を開きました。そして、「⑤」「⑥」「⑦」が2つずつ登録されていることを確認し、先に登録したものを含めて6つをすべて削除しました。
対策(3):
そのあと一旦音声認識を終了させてから、あらためて再スタートをさせて動作を確認。操作パネルのマイクボタンをクリックして音声認識をスタートさせてみると、入力した音声を素早くテキスト文に変換してくれたのです。
「復帰したぞーー!」
ということで、今回は辞書登録ファイルを削除せずに、対象の語だけを削除するだけで、「動作停止」問題を乗り越えることができたのです。(ホッ!)
【教訓】
①音声辞書の登録や変更は慎重に
②日本語入力辞書IMEの設定変更は行わない(古いIMEはOK。新IMEは NG)
③辞書登録時、単語の最後に半角などのスペースは入れない
④事前に「復元ポイント」を作っておく
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